次に呑む日まで

呑める日が来るまでの往復書簡

観測2

こんなに晴れているのに、気圧が下り坂でバカになるね。

平ちゃんです。


ジュン・チャンがうちのユニットのTwitterを引いてくれてちょっとビビった。私と金魚の2人ユニットであったのだけど、私がすっかり自信をなくして、ついでにパスワードも無くしたので今は多分あのアカウントに入れるのは金魚(人間、同じ演劇倶楽部のOG)だけです。金魚もわたしも結婚して、毎日をやっている。二十歳の我々が見たら、どういうつもりなんだと胸ぐら掴んでくるだろうと思う。

……我々!

そうくくるのも久しぶり過ぎて、案外金魚の方から胸ぐら掴まれるかもしれない。引っ越しやがったから掴めねぇけどな。

ともかく、説明不足を補ってくれてジュン・チャンありがとう。



タカシナから本を借してあげるとラインがきて大変ありがたい。そして本の貸し借りなんて学生ぶりでときめいてしまった。

取りに行こうと住所を聞いたら、今はあまり外出できないから郵送にしようということになった。実家、一人暮らし、配偶者と暮らすこと、子どものいるひと、体の弱いひと、仕事の内容、いる場所、種々のよれたラベルで貼り分けられていることがあんまりにもくっきりわかる今般の世界だよね。結局元からあった色分けをより厳しく深くする形で、少しでもそれを超えて手を繋げるといいのだけど、裾を掴むくらいでもさ。


あー。


今ね、書かなきゃと思っていることを先延ばしています(随分とわたしは狭いところでわだかまっているな!)。

なんせ冒頭を書いてから時間が経ち過ぎて、タカシナに借りた本が届いちゃったもん。めっちゃ新聞にくるんであって、実家の祖母からの仕送り箱みたいでちょっと笑っちゃった。ありがとう、読みます。


さて。


二人が反出生主義に触れましたが、それはわたしの背中にここ3年半ほどくっついている問題です。なぜって、わたしが発達障害者で、結婚していて、いちおう今のところ、子供が欲しいと思っているから。


変な人ばかりだったし、変な人はほめるべき対象だった大学時代。

新卒で入った会社では打って変わって変な人と言われ続けています。あまりについていけなくて精神科に行き、ADHDの診断を受けて服薬しています。お薬はすごいね、あんなに溢れていた色や音や風が減って事務仕事ができます。


でもわたしは前の世界に戻りたい。


そのまま生きるのがめちゃくちゃ困難な世界に、困難なタイプのこどもを生むことになるのかもしれません。わたしが服薬をやめて困難を受け入れてまで産まないと、その子に会うことすら出来ない。


なんつーこった。


もちろん発達障害は神経のグラデーションで(って、仏の耳に念仏にもほどがあるかな)、困っちゃう側に生まれるかもしれないし、そうでないかもしれない。

診断されて2〜3年、最近はライフハックの本にハマって楽しく生活改良するくらいになってきたけど、障害というものを受け入れられない気持ちはずっとある。


あっ、ちなみに、

界隈であまりにポピュラーでお勧めするのが憚られるけど、ただ生きるのが下手ってところからスタートできる良書だなと思って珍しく買って繰り返し読んで売り払ってないのはこれ、


https://www.amazon.co.jp/発達障害サバイバルガイド-「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47-借金玉/dp/4478108927



本当に辛い時はライフをハックするなと書いてあることが一番お勧めできるポイントだ。

この点だけは二人にお勧めしても的外れじゃないかも、と思ってる。


そうやって馴染む努力というか、社会になる努力はしてきたけれども、でもやっぱり私が私だから見られる鮮やかな景色はきっとある気がしていて、だから生まれてきたことも生むことも許されていると思ってる。だって、美しいことが一番えらいし、美しさの基準は無数にあると思うので。


1週間くらい下書きに入れてたけど、諦めて投稿します。まとまってないなぁ。


あ、春の歌私もとても好き、春が好きかは置いておくとしても。

下書きに入れながら繰り返してた曲はこれで


https://m.youtube.com/watch?v=f0uhD5UgmDU

(ドラマチック私生活 大森靖子)


アスパラをチンする間に生まれたならば仕方がないか、と言い合いたいよ。